「私がこれからのNGT48を作ります」――本間日陽のこれまでの道のりを振り返る

「私がこれからのNGT48を作ります」――本間日陽のこれまでの道のりを振り返る

こんばんは、オオヌキです。

 

今回は、NGT48本間日陽(ほんま ひなた)さんのこれまでの道のりを振り返ってみたいと思います。

 

AKB48新曲『サステナブル』で、NGT48から唯一選抜された本間さん。一体どんなアイドル人生を送ってきたのか。ひとつひとつ彼女の魅力とともに紐解いていきたいと思います。

 

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本間日陽の出発点

出典: https://melos.media/hobby/21566/

 

本間日陽。新潟県村上市出身。現在19歳。新潟県を拠点とするアイドルグループNGT48の第一期生です。

アイドルが好きで、今は自分がアイドルとして活躍する本間さんですが、最初は、特別アイドルが好きではありませんでした。

小学生の頃はモーニング娘。さんとかミニモニさんが好きでよく見ていましたし、AKB48の曲をフリコピしたりして遊んでました。ただ、そのときは特別にアイドルが好きというわけではなくて、友だちと一緒に流行っている曲を聴いていた感じでした。
NGT48・本間日陽「バレエを通じて演じることの楽しさを知った」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#9 /MELOS-メロス-)

そんな本間さんがアイドルにはまるきっかけは、中学1年生のときに見たモーニング娘。『Help me!!』のMV。「すごい!」と感動して、その流れでAKB48のMVも見るようになり、「みんなキラキラしていてすごいな」と思ったそうです。

そうやってアイドルにはまっていくなか、父からオーディションの勧めがありました。

「中学2年の冬に(全国47都道府県から1人ずつ選ぶ)『AKB48 チーム8』のオーディションを受けてみたらと、父から言われました。オーディションの審査を通るにつれて、今までの生活が変わっていくのがすごく不安で怖くなりました。結果的にチーム8のメンバーになれませんでしたが、チーム8の皆さんが活躍する姿を見て、自分も受かっていたら輝けていたのだなぁと思い、ずっと悔しい気持ちを抱えていました。リベンジをしたいと思い、自分からNGT48に応募しました」
「ファンへの思い、人一倍強く…」「県外へは新潟の皆さんを連れて」/産経ニュース)

最初はチーム8のオーディションを受けましたが、環境の変化への不安で断念。でも憧れは捨てきれず、NGT48第1期生オーディションに応募し、見事合格。2015年8月にイベントでお披露目されました。このとき、15歳。アイドル人生の幕開けです。

 

本間日陽さんの特技は、クラシックバレエです。ダンスに定評のある本間さんの基礎は、小学1年生から習いはじめたバレエでつくられました。

バレエを習いはじめたきっかけは、母に勧められ、「おもしろそう」と思ったから。それまでも、水泳やピアノなど、いろいろな習い事をしていましたが、唯一続けられたのがバレエだったそうです。

中学になると、ダンス部にも入り、バレエと部活の両立で休みなし。くわえて、大好きなバレエのせいで疎かにするのはダメだと思い、勉強もがんばる日々。本人もインタビューで、当時は相当頑張っていたと振り返っています。

その過酷な日々での経験値が、いまのアイドル活動にプラスに働いていることは間違いありません。

 

ここで、本間さんに対する個人的な思い出話をひとつ。

わたしが本間さんをはじめて知ったのが、2016年5月20日よりBSスカパー!で放送されたドラマ『ひぐらしのなく頃に』です。本間さんはこのドラマに古手梨花役として出演されました。ほかにも、主要キャストにNGTのメンバーが多数出演しています。

実はひぐらし大好きなわたし。NGT48が出演してるから見たのではなく、単純にひぐらしファンとして視聴しました。正直、めちゃくちゃ不安でした。というのも、ひぐらしファンにはトラウマがあるのです。以前に、実写映画化されたことがありまして、これがもう最悪だった!

だから、実写化にはとてもナーバスになっていたのですが、実際に見てみて、すごく良かったです。原作の雰囲気をそのまま再現してくれました。

本間さん演じる古手梨花は、物語の真の主人公ともいえる役柄です。その難しい役を、かわいさ満点で演じていました。かなり怖いドラマですが、ぜひご覧になってください。原作を知らなくても、原作の良さが伝わる仕上がりになっています。

 

 

デビュー、そして躍進

出典:https://tsutaya.tsite.jp/news/idol/i/39494272/index

 

2017年4月12日、ついにNGT48が『青春時計』でデビューします。記念すべきデビューシングルのセンターは中井りかさん。本間さんは2列目。しかしそのカップリング『純情よろしく』では、センターに抜擢されました。

『純情よろしく』は7名によるダンス選抜ユニット曲。バレエで培った技術を惜しみなく発揮した本間さんのダンスは一見の価値あり。もちろんダンス選抜だけあって、みんなが非常に魅力的なダンスを見せてくれます。どうせ子どもの踊りでしょ?と甘くみていたら、心をもっていかれるのでご注意を。妖艶な腰つきにやられてください。

 

デビュー時の心境を、本間さんはインタビューでこう語っています。

この『青春時計』がリリースされることで、初めて私たちを知る方がいると思います。その方々に知っていただくことで、ずっと応援してくださっている地元企業さんや、地元のおじいちゃん、おばあちゃん、家族のみんなに恩返しができるような気がします。これからもっと沢山の方に知ってもらって、たくさんの恩返しができるような活動をしていきたいなと思います。
デビューシングル「青春時計」発売記念!特別インタビュー第5回目/KKベストセラーズ)

 

家族や地元の方々、そしてファンへの“恩返し”はさらに加速します。

1stシングルでは、カップリングのセンターを務めた本間さん。2ndシングル『世界はどこまで青空なのか?』でもカップリングのセンターに立ちます。

曲名は『ナニカガイル』。でも、これはある意味、表題曲と同じぐらい価値のある曲でした。というのも、『ナニカガイル』は収録曲の中で、唯一NGT48全メンバー25人(2017年10月31日活動終了の大滝友梨亜さんを含む)で歌った楽曲で、メンバーの自己紹介動画風のMVがつくられています。

つまり全メンバーのセンターに立ったのが本間さんだったのです。運営からも、メンバーからも信頼を集めた本間さん。これは後にキャプテン任命へとつながっていきます。

 

ちょうどこの頃、あるインタビューでこんな質問に答えています。

『青春を犠牲にしてアイドルをやっている感覚はありますか?』

本間:そうですね。でも、自分で選んだ道なので、まったく後悔してません。この1年でNGT48加入前に考えていた理想像に近づくことができて、夢が叶いつつある状況が幸せなんです。ここからもっと上を目指すために、いまが頑張り時だと思ってます。
NGT48 荻野由佳・小熊倫実・加藤美南・本間日陽に聞く、理想のアイドル&センター像/Real Sound)

NGTの躍進が取り沙汰されても、決しておごることはありません。本間さんの視線は常に上を向いています。自分だけではなく、グループ全体の魅力を全国に届けるために。

 

そして3枚目。ついに表題曲のセンターに選ばれます。

2018年4月11日発売。

タイトルは、『春はどこから来るのか?』

 

3枚目にして待望の表題曲センター。さぞ喜んでいると思いきや、本間さんの喜びは別のところにありました。

センターに抜擢されたときはいろんな気持ちが湧いてきたんですけど、私としては1期のメンバー全員が選抜入りしたことのほうがうれしかったです。センターとしてと言うよりは、1期生として大切にしたい曲ですね。ファンの方にも里英さんを含むこのメンバーで歌っていることにしっかりと注目してもらいたいです。
NGT48デビュー2年目の春、1期生全員で届ける3rdシングル/音楽ナタリー)

ここでも自分のことよりグループのこと、周りのことを考える本間さん。

彼女が新チームのキャプテンに任命されるのは必然だったといえるでしょう。

 

チームGキャプテンとして

出典:https://entamenext.com/articles/detail/1969

 

表題曲のセンターに立った2018年、NGT48初のチーム再編がおこなわれます。そこで発足したチームG。キャプテンは、本間日陽。

運営から任命されたとき、本間さんは「無理」「イヤだ」と思ったそうです。その理由を、当時のチームNⅢキャプテン加藤美南さんとの対談でこう語っています。

──本間さんはチームGのキャプテンに任命されたときのことを覚えていますか?

本間 えっ!? 無理……って(笑)。

加藤 分かる! 私も自分がキャプテンに任命されるとは思ってなくてビックリした。

本間 組閣後、しばらく経って「誰が新チームのキャプテンになるんだろうね」ってみんなで話していたんですよ。そしたら急にスタッフさんから呼び出されて「本間、チームGのキャプテンをやってくれないか」って言われて……。実は組閣後から、「キャプテンは日陽じゃないか」って、メンバーからもファンからも声が多かったんですよ。だからこそ理想通りになるのがイヤだなって思っていたんです。

加藤 メンバー内では日陽か、りったん(菅原りこ)って言われていましたね。

本間 そうそう(笑)。でも1期生だけで新しいチームを始められるのは後にも先にもこのチームGだけだなって思ったのと、そのときに「副キャプテンは(山口)真帆」と伝えられて。彼女は1期生の中で最年長だし、私よりいろいろな視野で物事を見られる人だから、安心できるなと思って受けることにしました。
NGT48キャプテン対談「うれしいことも悲しいことも全てはステージの上で」/エンタメNEXT)

 

最終的に本間さんがキャプテンを引き受けた裏には、山口真帆さんの存在がありました。

キャプテンとなった本間さんは、より一層グループの魅力発信につとめます。もっともっとこのすばらしいグループを広めたい。あるインタビューでは、「紅白歌合戦」を目標のひとつに掲げました。それも全国に魅力を発信したいためです。

2018年10月3日には、勢いそのままに4thシングル『世界の人へ』をリリース。これまで表題曲のMVは、地元新潟で撮影していましたが、今作は日本を飛び出し、新潟市の姉妹都市であるロシアのウラジオストクで撮影されました。楽曲自体も、「世界の人へ」届けたい、普遍的で優しいメッセージにあふれています。

ついにNGTが全国区へ。いや、日本だけはなく、世界に羽ばたこうとしている。

本間さんも、4枚目に収録されたチームG楽曲『カーテンの柄』で、キャプテンとして堂々とセンターをつとめています。NGTがリリースした4枚のシングル、そのどれもに本間さんセンターの楽曲があります。

グループとしても、本間さん個人としても、勢いがあった。2019年もさらに躍進するだろうと、多くのファンが期待を寄せていました。

 

そんな折――、2019年がはじまってすぐ、NGT48ならびに運営会社であるAKSは、世間から悪い意味で注目されることになります。ここでその事件については触れません。

結果として、チーム制度は取りやめ、キャプテンも解任となり、本間さんは2018年結成チームGの、最初にして最後のキャプテンとなりました。グループ自体も、活動の基盤である劇場公演はストップし、メンバーのSNSによる発信も規制され(2019年8月1日解除)、シングルもだせず、事実上の活動停止状態に追い込まれています。

勢いは、止まりました。

 

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春はどこから来るのか?

本間さんは常々、全国ツアーをやりたいと言っています。全国を回って、私たちのことをもっと好きになってくださる方が増えるようにと。本間さんのインタビューを読むと、いつもグループのことを考えています。このグループが認めれれるにはどうすればいいのか、もっと知ってもらうにはどうすればいいのか。

今年2月のインタビューで、本間さんはこれまでの活動をこう振り返っています。

この間、ファンの方に私が劇場出演300回というのを教えてもらって。お祝いしていただいたときにこのステージに300回も立っているんだなって思ったら、すごく感慨深くなりました。3年の間にうれしいことも悲しいことも全部あのステージで起こってきましたし、なんか初めて劇場に立ったときはステージに何も傷がついていなかったのに、今では傷だらけになっているのを見ると、3年の年月を感じますね。ここで成長させてもらっているんだなって改めて思います。
NGT48キャプテン対談「うれしいことも悲しいことも全てはステージの上で」/エンタメNEXT)

いま、その劇場公演は止まっています。うれしいことも悲しいこともあった傷だらけの劇場に立つことはできません。まるで終わりのない冬がそうさせるように、劇場の時間は凍りついたままです。

 

冬はいつ終わるのか。

 

ふと、思い出す言葉がありました。

昨年の2018年6月に名古屋で開催された第10回AKB48選抜総選挙

本間さんは16位。

そのスピーチで、宣言した言葉。

『私がこれからのNGT48を作ります』

あのとき、力強いその言葉を後押しするかのような歓声が本間さんを包みました。

 

春はどこからやって来るのか。

 

「ヒナタ」が氷を溶かすように、本間さんが季節を巡らすかもしれません。スピーチの言葉を思い出して、そんな思いにかられました。遅過ぎる春を迎えに行って連れてくる。もしかしたら、AKB選抜に選ばれたのも、そのひとつかもしれません。本間さんを起点になにかがはじまる予感がします。

そんな簡単な話でないのは承知しています。「春」がすべての人にとって幸せとも限りません。でもどんな季節であっても、「ヒナタ」は必要です。きっと本間「日陽」さんもグループにとって必要な存在です。この記事を書くにあたって彼女を調べているうちに、それを強く実感しました。その本間さんが、「NGTを作る」と宣言した。期待せずにはいられません。NGTを、春をつくってほしい。心から思います。

 

ただ、あまりプレッシャーには感じず、本間さんには本間さんらしくアイドル人生を送ってほしいと思います。それが一番ですから。

彼女のアイドル人生は、はじまったばかり。

その未来が暖かな「ヒナタ」にあふれることを願っています。