いつまで自分は逃げ続けるのだろう……NGT48の問題に触れなくなった理由

いつまで自分は逃げ続けるのだろう……NGT48の問題に触れなくなった理由

こんばんは、オオヌキです。

 

NGT48が、18日から新潟・NGT48劇場での公演を再開することを10日、公式サイトで発表しました。5月18日の山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演以来、3ヶ月ぶりの公演です。

あれからそんなに経ったのかと思いました。あれから。卒業公演、第三者委員会の調査結果を受けての報告会、今村元支配人を前日夜に異動させての会見、山口真帆さんの告発……。さかのぼっていくと、ずいぶん前のように感じます。

アイドル業界にさほど興味のない奥さんに、NGT問題についていまどう思うかを聞いてみました。「あれ、どうなったの?」。おそらく、そういう認識の方が多いと思います。多くの事件は、発覚時に熱く報道され、その後どうなったか、現在の状況などは詳しく報道されません。新たな事件に流されていきます。

でもまだ、NGT48の問題は終わっていません。表向きには一定の終止符が打たれたとしても、グループが行動をおこせば、数々の賛否が巻き起こる。そう考えると、終わりはないのかもしれません。その終わりのない戦いで、懸命に生きる少女たちがいます。

 

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わたしは山口真帆さんがSHOWROOMで事件を告発した日、運営が何らかの発表をするまで静観しようと思いました。その態度を指し、この期に及んで静観するヲタは楽観的過ぎると指摘されました。最初その指摘に、とても腹がたちました。

楽観的って、それじゃヲタになにができる?彼女を守るのは運営だろ?その運営が現状なにも言っていない。片方の話だけでいきりたってるヲタのほうがよっぽど浅慮だと思いました。

でも実際、浅慮なのはわたしのほうでした。運営の動きは限りなく重かった。動いても、悪手ばかりを打っていく。確かにヲタになにかできたわけではない。でも、運営ならなんとかするだろという考えが楽観的だったと、運営自身の行動によって思い知らされました。

 

 

最初はこのブログで、この件について、毎日動きを追っていました。twitterでも想いを書いていました。でも最近は、まったく触れていません。それじゃ興味がなくなったのか。そんなわけはありません。「書かない=考えていない」ではありません。

書かなくなった理由を一言で言うならば、逃げです。

 

NGTの件を追えば追うほど、AKSに嫌悪感を抱くようになりました。こんな大人たちが運営しているグループを応援していたのか。今までの楽しかった思い出がすべて否定され、グループ自体が嫌いになりそうでした。そしてAKBグループの番組をなにも見れなくなりました。MVも見なくなりました。twitterも見ない。見たら、どうしてもこの件を思い出し、その奥にいる大人にイラついてしまう。

好きなはずの趣味で追い込まれていく。もう潮時かな。そう思っていました。

でもやっぱり気になるんです。あんな大人たちがいるとわかっているのに、離れられなかった。多くのメンバーに罪はないはずです。そのメンバーたちが、苦しい想いを胸に秘め、懸命にがんばっている。その姿を見ていると、どうしても嫌いになりきれなかった。

だから徹底的にNGT問題に向き合おうと思いました。中途半端にではなく、自分で納得するまで掘り下げる。そう思ったのが、第三者委員会の説明会で失態を演じた頃です。

徹底的にやるなら、まずはNGTを知らなくてはいけません。どんなメンバーがいるのか、ざっくりしか知りません。顔と名前が一致するメンバーは数名でした。まずはNGT48がどんなグループだったのか。知るところからはじめよう。

そうやってNGTの番組を調べはじめ……、

すっかりNGT48にハマってしまいました。

 

知れば知るほど、魅力的なグループだったんです。『世界はどこまで青空なのか?』が、ひとりひとりのメンバーを知ることで、なぜあんなに胸を打ったのか知りました。どれだけ地元に愛され、地元のために動いていたかも知りました。改めて、自分はNGTについてなにも知らなかった。それを知らされました。

もし、今回の問題がなければ、完全にハマっていたでしょう。でもハマりきれない。

やっぱり奥に大人の影がちらつきます。特にNGTは新支配人の顔が鮮明に浮かんでしまいます。まだその支配人を全面的に支持する気持ちにはなれないし、なによりその奥にはあのAKSがいる。NGTに完全にハマりきるには、精神的なストッパーが数多くありました。

 

そんな折、北原里英さんが更新したインスタのストーリーを見ました。

「わたしはあの日々までもを否定したくないのです。」

迷いが消えました。これだと思いました。

 

そう、過去を否定することはないのです。今は今。過去は過去です。

それから荻野由佳さん、本間日陽さんの記事を書きました。あの記事は、現状の肯定ではありません。過去の賛美です。だから実は、すごく後ろ向きな内容です。「あの頃はよかったね」という気持ちで書いているのですから。

本当は、あの頃を越える姿を想像したかった。もっと希望に満ちた結びにしたかった。ただ今はそれができません。その姿は、これからの活動で実際に見せてほしいと思います。

 

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いまわたしは、NGTに確実にハマりかけています。その状況において、冷静な目で、この問題を見ることができなくなりました。どうしても現在のメンバーに肩入れしてしまいます。一方で、山口真帆さんたち卒業したメンバーも頭をよぎる。さらには運営の顔も……。

本当にグループのことを思えば、厳しい態度をとることも必要かもしれません。けどそれができない。運営の不手際すべてに目をつぶり、活動再開にもろ手を挙げて喜ぶこともできない。

だから、過去にばかり逃げています。楽しかったあの頃ばかりを考えている。そんな状況でなにを語れるというのか。それがなにも発しなくなった理由です。

 

そんなわたしと違って、運営や元メンバー、現メンバーだけでなく、ファンもこの件で戦っている方はたくさんいます。その方たちの覚悟。心から尊敬します。

ただ中には、偏重した考えで片方だけを責め立てたりと、行き過ぎた行動も目につきます。そしてそういう人たちは、得てして、自分は「正常」と思っています。本当に自分の考えは正しいのか。一度立ち止まって考えることも必要だと思います。

考えを変えるのは悪ではありません。常に考えを変えて、正しさを追求してほしいです。

 

わたしが言えたことじゃないですけどね……。自分も考えを変えていかないと。

メンバーを守りたい。でも運営は許せない。その狭間で動けない。

それがいまのわたしの情けない気持ちです。