組織の中でガンバレサラリーマン!――交通機関が大混乱のなか出社する方々を見て思うこと

組織の中でガンバレサラリーマン!――交通機関が大混乱のなか出社する方々を見て思うこと

こんばんは、オオヌキです。

 

台風、すごかったですね。強烈な雨風に寝れない夜を過ごした方も多いと思います。そして、朝もすごかった。交通機関が乱れに乱れ、長蛇の列が駅にできました。

 

その列を見て、「社畜」という言葉が飛び交いました。

社畜。wikipediaから意味を引用すると、

『日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされ、自分の意思と良心を放棄し、サービス残業や転勤も厭わない奴隷(家畜)と化した賃金労働者の状態を揶揄したものである。』

なかなかの言われっぷりです。確かに、今朝、混乱することはわかりきっていました。ご丁寧に鉄道会社から前日に案内もでていた。それなのに大混乱にわざわざ身を投じるのは、会社に飼いならされていると言われてもしかたないのかもしれません。

でも、全員とは言いませんが、こんな事態でも出社して仕事をする方々のおかげで、安心な生活ができている事実もあります。たとえば医療従事者であったり、電気系統の復旧作業をする方だったり、ライフラインを守る方だったり。そういう方はもともと職場に泊まったかもしれませんが、決しておろそかにできない仕事に就き、懸命に職場に向かう人たちを「社畜」と揶揄することはできません。むしろ「ありがとうございます」です。

 

そんな交通機関の混乱のなか出社する方々を見ると、いつも思い出すことがあります。

 

 

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2011年3月11日。東日本大震災。

あのとき、わたしはサラリーマンでした。震災の影響で交通機関は完全に麻痺。帰宅難民となりました。なんとか帰り着き、徐々に明らかになる被害の大きさに愕然としました。

それでも会社は動きました。出社してほしいと言うのです。でもわたしは行きませんでした。単純に、電車が動いていなかったからです。当時住んでいた場所は、その線が止まったら、他の線に乗り換えができないところでした。

数日後に出社しましたが、社内の空気は弛緩しきっていました。どうやって会社にきたのかの苦労話ばかりが飛び交っています。タクシーで高いお金をかけてきた話や、なかには自転車を購入して、数時間かけて会社にきた人もいました。もうヒーローです。

わたしはそれを聞いて、疎外感を覚えました。要は、来れたのに来なかった自分が責められているように思ったのです。

周りがきているから自分も行かないといけない。そう思う方は多いのではないでしょうか。自分もそうだったから、すごくよくわかります。まるでサボっているかのような目線、すごく刺さりますよね。気にしない方は気にしないと思いますが、そういうことに敏感な方もいるはずです。

なんでおまえだけ休むんだ、おまえの会社だけ休むんだと思われたら、後々の仕事にも影響がでる。人間関係、会社の繋がりを良好に保つのも、会社勤めにおける仕事のひとつだと思います。だから休めない。お察しします。

 

でも、本来、仕事はチームワークです。本当にサボりでなければ、自然災害などの不測の事態にはチームで対応しなくてはいけません。誰かひとりが欠けて重大な支障をきたすオペレーションの会社は、組織として破綻しています。そんな破綻した組織は論外ですが、本来、自分がいかないと回らないことは、ほとんどないと思います。

もし、「いや、ある!」と言うのであれば、早急に業務の見直しが必要です。これも経験談ですが、サラリーマン時代のわたしは、「これは自分にしかできない」と仕事を抱え込み、自分ひとりだけがわかる流れをつくりました。完全な自己満足で、会社にとって最悪です。でも会社も人手不足でわたしに任せざるを得なかった。それでわたしもどんどん増長し、そして、どうなったか。

わたしがある事情で倒れたとき、だれもわたしの業務ができず、会社は致命的なミスをおかしました。わたしが悪いのは事実ですが、業務をひとりに任せきりで放置していた会社にも原因があります。それでも、わたしが本当はもっと早くに声をあげるべきだったんですけどね。

だから、組織を変えるのは、歯車となって働くひとりひとりです。

果たして、何時間もかけて出社すべきなのか。その理由はなんなのか。他に方法はないのか。今後見直す必要があるのか。組織から逃げた人間が偉そうには言えませんが、それを考えるのも仕事だと思います。毎回、なんらかの自然災害が発生するたびに同じことを繰り返していたら、それこそ組織として成長はありません。

 

組織のなかでガンバレサラリーマン!

その組織を変えるのは皆さんです!