握手レポートのウソは回りまわって本人を傷つける……かもしれません

握手レポートのウソは回りまわって本人を傷つける……かもしれません

こんばんは、オオヌキです。

 

今回はいただいたコメントで一本記事を書いてみます。

握手会レポートのねつ造問題についてです。

 

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さてさて、こちらの記事をご存知でしょうか。握手会レポートのねつ造問題に触れた問題作で、当ブログ内でも大きな反響を呼んだ記事です。もしご覧になっていない方がいたら、ぜひ後ほどご覧ください。

 

ねつ造レポートは重罪と知るべし――握手レポートの問題について

 

内容をざっくりいえば、「握手レポートでねつ造(ウソ)はやめようね」というものです。

この記事に対して、このようなコメントをいただきました。

 

いつも楽しく読ませてもらってます。握手レポはたまに書きますが、会話だけを正確に書いてもそのニュアンスやその場の空気てなかなか伝わらないので自分がどう感じたか?が伝わるように意識しています。例えば「ありがとうございます。」を「ありがとうございます😊」にするとか
正確な会話は覚えておらず、後でレポ書くときにあやふやな部分はニュアンスが同じ様な言葉に変換したり、重要でないならハショったり、そうすると正確なレポではなくなります。また大好きなアイドルを思い出しながら書くので脳内で勝手に記憶を美化してしまったり。もしかしたらアイドルは冷めた感じで握手していても、ヲタクは凄く暖かい目で見つめてくれた😍と感じていたら彼には後者が真実なのです。
ウソは良くないですが少々の盛りは多めに見て欲しいです。
(夏が楽しければ青春さま)

 

まったくもってその通り!だと思います。

前回の記事でいたらなかった点を埋めていただき、ありがとうございます。

 

まず、握手会レポートは基本的に主観で書かれます。なので、実際に握手をした本人の気持ち次第で、受け取り方はがらりと変わります。

たとえば、「はい」。実際は静かなトーンだったとしても、その人の耳には「はい!!!!!」ぐらいのテンションで感じることは決して珍しくありません。

それじゃこれがウソ(ねつ造)かというと、そんなことはないです。その人が感じたものは、その人だけのもの。決して否定できません。間違いでもありません。だってその人がそう感じているのですから。ただこれを、「いいえ!!!!!!」と書いたら大ウソです。

要は、そういうことです。本人がどう受け取ったかは本人だけのもの。どんなニュアンスだったかは自分の感情に素直に書いていいですが、言葉の根幹を違えるようなウソはよくない。もともとの記事はそんな趣旨でした。

 

記憶が美化され、結果的に「盛りレポ」になるのは、よくあることです。主観で書いているなら、なおさら。そのすべてがダメとは思いません。前回の記事で、「盛り」全般をダメなように書いてしまったのは、わたしのミスでした。ここでお詫びして訂正させていただきます。ダメなのはあくまで、「ウソ」です。

そもそも「盛る」という言葉がよくないのかもしれませんね。

「彼女の瞳は、星を散りばめたようにキラキラしてました」なんて書くと、ものすごく盛ってるように見えます。目に星なんてあるか!と突っ込まれるでしょう。でも、当人がそう見えたのなら、それは当人にとって「盛り」ではなく「真実」です。

コメントの最後に書いていただいた通り、ウソはダメです。先の記事も、ウソはダメだと強く書きました。ここが一番言いたかったことです。いくら主観であっても、「盛り」であっても、忘れてしまったやりとりを埋めるにしても、100%のウソは回りまわって本人を傷つけるだけです。

 

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さて。

なんで握手会レポートのウソが本人を傷つけるのか。ここを突っ込んで考えてみましょう。

まず、具体例をだします。

 

超人気アイドルSさんと握手をしたAくんが、こんなレポートを書きました。

A「こんにちは!」
S「あ、またきてくれた~」
A「いまハマってる食べ物なに?」
S「リンゴ!」
A「どこのリンゴが好きとかある?」

お時間でーす

S「青森!ゼッタイ青森!青森いちばーん!」

 

はい。ごくごく普通のレポートですね。

……普通のレポートなんです(圧)

 

実はこのレポート、Aくんのねつ造だとします。Sさんはリンゴにハマってなかった!なんでこんなウソをAくんが書いたかはさておき、Sさん「青森のリンゴ好き」というデマが流れてしまいます。

悲劇はここからはじまります。

このレポートを見たBくん。実はBくん、青森の農家さんで、自分でリンゴを作っています。Sさんが自分のリンゴを食べてくれているかもしれない。それまであまりSさんに興味がなかったのに、がぜん興味がわきました。

次の握手会でSさんの握手に行くBくん。当然、リンゴの話題をふります。

B「はじめまして!」
S「はじめまして~」
B「ボク、青森でリンゴつくってるんですよ!」
S「ほんとに!?すごいね!」
B「Sさんが青森のリンゴ好きって聞いて嬉しくて」
S「……ん?」
B「……え?」

お時間でーす

B「リンゴ……青森の……リンゴ……」
S「またきてね!」

 

なんてことが起こり得るわけですよ!Bくんかわいそう!Sさんもかわいそう!A、おまえのせいだぞ!

 

これはすごく極端な例ですが、たとえば、好きなアイドルの良さをアピールしたくて、「頭をよしよしされた」なんてウソを書いたとします。もちろんこれは善意です。「こんな神対応だからぜひ握手行ってね」という宣伝のために、あえてウソをつきました。

でもそれを見た誰かが、「頭よしよししてください」と言ってドン引きされたら、どうなるでしょう。「なんだよ特定のやつにしかやらないのかよ」とマイナスイメージを持たれるかもしれません。そんな悲劇ありますか。そのアイドルはなにも悪くないのに、勝手に好感度下げられるんですよ。

リンゴと「よしよし」を例に書きましたが、他のことに置き換えて考えれば、このような例は実際にいくつも起きていると思います。

 

まあ、いろいろ書いてきましたが、握手レポートなんて書きたいように書くのが一番です。最後に丸投げ。「はい」を「いいえ」に変えるようなウソがなければ、会話の内容を一字一句正確に書く必要もないと思います。それをやるには禁止されてるテープレコーダーでも持ち込まないと難しいですし。

ただウソをついてしまうと、回りまわって、相手を傷つけることに繋がるかもしれない。その意識は頭の片隅に置く必要があります。

 

 

握手会の会話って、普通なものが多いと思うんですよね。その普通も、ヲタクフィルターを通すと、ものすごく輝いて見える。だから感じたまま書くのが最高のレポートかなと思っています。

「はじめまして」「会いたかったです」「またきます」。そんな言葉しか言えなかったけど、彼女の手を握った瞬間に魂が抜けそうでした、そんな僕をみて優しく微笑んでくれました。この世界に、天使はいました……良いレポートじゃないですか。「手の甲にキスしてくれた」なんてウソをいれなくても、じゅうぶん魅力は伝わるんです。

 

ウソよりも、あなたが感じた真実を。

その真実が、きっと最高のレポートです。

 

 

最後にわたし自身の舞い上がりまくったレポートを紹介。主観ばりばりの記事です。よろしければどうぞー。

 

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