「審査員はファンのアナタ!」「……え、ワタシでいいの?」――STU48第2期生オーディションについて

「審査員はファンのアナタ!」「……え、ワタシでいいの?」――STU48第2期生オーディションについて

こんばんは、オオヌキです。

 

今日はこんな話題。

STU48第2期生オーディションについてです。

このオーディション、最終審査の審査員は、なんとファンの皆様!だそうです。

現在、“STU48 第2期生オーディション”を開催していますが、今回のオーディションの最終審査の審査員は、なんとファンの皆様!2次審査を通過した候補者の中から、ファンの皆様の投票によって合格者を決定します。(審査員はファンのアナタ!「STU48 第2期生オーディション最終審査 ~少女の夢の扉を開けるのはアナタだ!~」 公開オーディションイベント開催決定!!/STU48公式サイト)

投票方法などは上記の公式サイトをご確認ください。とにかく、ファンの投票によって上位20名が合格、加えて5名が特別枠で合格、計25名が決定するそうです。

多い……。辞退などを想定して、あえてこの人数なんでしょうか。STUに限ったことではないですが、卒業者が相次いでいるので、どうしても変に勘ぐってしまいます。

 

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今回のやり方は、48グループでははじめての試みになります。

これまで、動画アプリ「SHOWROOM」でのポイントや、第3回ドラフト会議で、観客とSHOWROOM生配信視聴者ファンによる投票を受けて指名するシステムがあったものの、通常のメンバーオーディションをファン投票で決めるのは初めてとなる。(STU2期生オーディションはファンが最終審査員/日刊スポーツ)

これを、「おもしろい!」と受け止めるか、「どうなんだろう?」と思うかで、意見がわかれるところ。わたしとしては、否定的に見ています。

というのも、この手のデビュー前にファンにお披露目する(審査させる)やり方には、いつも疑問を感じています。いくら最終審査に残ったアイドルの卵とはいえ、形式上は普通の女の子。それを普通のファンが審査するのは、ファンの裁量を越えているように感じるからです。

ファンと一口に言っても、なかにはプロ顔負けの目利きもいるかもしれません。でもやっぱり、大きなくくりでは素人です。当然、素人受けする候補者が有利になる。それ以外での審査基準をファンは持っていないわけですから、しかたないことです。

結果的に、素質のある子が落ちる可能性もあります。もちろんプロが見ても、見落としはあるでしょう。でもそこはプロです。自分の判断に責任がともなう。謝った判断をしたら今後の仕事に関わる。だから慎重になる。つまり、結果に納得感が生まれます。

転じて、ファン審査はどうか。責任なんてまるでありません。お祭り感覚で参加できます。野次馬でも参加できる。そういう仕組みにしたのですから、軽い気持ちで少女の夢に投票するファンを責めることはできません。

素人が判断することで、プロでは考えられない結果が出る可能性もあります。逆に考えれば、プロが見落とす原石を拾えるかもしれない。あとは単純におもしろいでしょう。自分が選んだ候補者がどうなるのか。ワクワクできます。

 

でも、

もしろさを優先した審査方法で落選した女の子は、今後、STU48をどのような目で見るのでしょうか。

 

遊び感覚で応募した候補者もいると思いますが、多くは真剣な気持ちで挑んできているはずです。今回のやり方は、少女のそんな気持ちをもてあそんでいる。デビュー前の少女の本気(マジ)を、目先のお金に変えているとすら思います。

 

デビュー前から少女たちをファンに認識させ、ロケットスタートさせる戦略もあるのでしょう。現に坂道グループでも、デビュー前にshowroomで配信をおこない、デビュー前からファンを獲得したメンバーが多くいます。

きっとSTUのオーディションもそうだと思います。ファンが決めたことで、グループとファンの一体感はより増すはずです。それこそ、同じ船の乗組員として。

ただ、船に乗れなかった者たちの気持ちが、あまりにないがしろに感じます。全員が船に乗るのが無理なのは、きっとだれもがわかっている。乗れない者も当然でてくる。だからこそ、だれがジャッジして、だれを乗せるかが非常に重要です。

そこを素人に丸投げする今回のやり方が、オーディションの最終審査すら自分たちで決められない不信感(重り)となって、船を失速させる原因にならないことを願っています。